本日は、絵を描いて生きていくと決めてから、わたしの生活がどのように変わったのか、ということついてお話しようと思う。
私は、今も仕事をしながら絵を描いているがいずれは退職し、本当に好きなことをして生活をしていきたいと本気で思っている。
だから、とにかく仕事の傍らブログを毎日かき、絵を描く生活をはじめた。
しかし、以前はこのような生活ではなかった。
突然だが、
みなさんは日々の生活に満足しているだろうか。
仕事や人間関係やプライベートな問題に何かしらの不満やストレスを抱えていないだろうか。(しかも悲しいことに、それはほとんどの場合自分の力ではどうにもならない問題だったりする。)
もしもそんなもやもやした想いを抱えている人や、心のどこかでいつも何かを探している、そんな人はぜひこの先を読んでみてほしい。
なぜなら私も同じだったから。そして、そんな状態から脱却することができた現在、とても充実している。
だから、そのアイデアを皆さんにもお伝えしたいと思ったのだ。
以前の生活
さて、私は、仕事でどうしようもないストレスを抱えているとき、自分を満たすため、よくこんなことをしていた。
・毎日のようにBarや居酒屋で酒をあおる。(しかも一人!!完全に寂しさを紛らわせるため)
・油っぽい食事(ラーメンなど)を求める。
・高い服や美容品を買った。
・55インチのテレビを買ってAmazonプライムビデオ用ホームシアターをつくる
ごらんのようにとにかく物欲と食欲がすごかった(汗(-_-;)
金を使いまくっていたので貯金はほぼゼロ。(むしろ破産しかけた時もあった)
美容に金をかけてる割に、不摂生やストレスで体重が増え、肌荒れもひどかった。(これは個人的に外見のコンプレックスを加速させてつらかった)
まあこんな具合で、絵に描いたような悪循環だったわけだ・・・。
とはいえ、酒もごはんもうまいし、服はかわいいし、金をかけた分生活は便利になったし、それなりの満足感もあった。
わたしが日常のささいなことに満足を感じられる人間であれば、これで終わったはずだが、実際は、心のどこかでいつもなにかが満たされない自分がいた。
ただただ、仕事をこなし、寂しさをまぎらわすために暴飲暴食をしたりYou Tubeなどネットサーフィンを続けたり、映画やアニメを見続け暇をつぶす。
そんな毎日に、このままではいけないと思いつつ現状を何も変えることができずにいた。
心のどこかで絵を描きたいという想いはあったものの、忙しさを言い訳に結局行動に移すことはなかった。
人生の転機
新採用の年、私は仕事のストレスで鬱になり、半年休職した。
その期間に私はある場所を訪れたのだが、そこの風景の美しさに無性に感動し、心が洗われる体験をした。
そしてその風景を夢中でスケッチした。
その時に、ほんとうに自分の心が満たされていくのを感覚をひさしぶりに得たのだ。
私は、そこで「自分で何かを生み出すこと」が、今までのもともとあるものを享受する生活よりも喜びがあるのではないか?という気がしてきたのだ。
一歩踏み出してみたらすべてが変わった。
そして、その思いは日増しに強くなっていった。
仕事の最中などにも、ふとした時に、私は本当は絵を描いて生きていきたいのではないか?と考えるようになった。
絵を描いて生きていきたい。そんな漠然とした気持ちもて余すことに限界を感じるようになった。
そして、ここでようやく、「なんでもいいからとりあえずやってみるか!」という気持ちになった。
勢いのまま上野の日本画画材屋に行って、日本画をかきはじめた。
さらに、絵描きとしてのinstagramのアカウントを設置した。
過去作品も含め定期的に絵をアップしたり、学生の頃やっていたスケッチ旅行を再び決行したりした。
現在の生活
現在は、思いきってアートコンペに応募し、出品用のえをかきはじめたり、このブログを始めたりして、少しずつではあるが、絵描きとしての道を前進していると感じている。
仕事をしながらブログも絵もつくる毎日は困難の連続だが、同時に充実感とわくわく感も確かに感じている。
そして、とてつもなく忙しい毎日で疲労も確かにたまるのだが、仕事とはちがった、心地よい忙しさなのだ。
生活習慣も不思議と改善された。
絵描きとして生きていく。→お金に不自由しそうだから節約しよう→自然と自炊するようになる→なぜか、自炊が習慣化し、高い美容品を買わなくても肌がきれいになる、体重も減る。
絵を描いたりブログを書くことに集中するため、ネットやテレビを見る時間が減り、買い物も最低限になった。
眼に見えて物欲が減り、かわりになにかをうみだす充実感を得るようになったのだ。
皆さんにすすめたいこと
外食する。おしゃれなものを買う。もちろん悪いことではない。
けれど、すべて受動的な事柄だ。
だから、そのもう一歩先の満足をえたいのであれば、自分でつくってみることだ。
なんでもいいから、自分で一度納得するまでひとつのものをつくりあげてほしいのだ。
新しいことをやるには勇気と労力がいる。知識がない状態ならなおさらだ。
どんなに小さなことでもいいからまずはやっててみてほしい。それだけで少しずつ世界のみえかたがかわる。
わたしの場合は絵だった。やると決めるまでに時間はかかったが、やり始めてみたら夢中になった。それまでは自分はそんな絵が上手くないとか、時間がないとか様々な理由をつけてやらなかったことが、ただ自分のやりたいことから逃げていただけだとわかった。
自分の作品が未熟だろうが人から評価されなかろうがどうでもいい。
描き続けること、やり続けることが大事だと本気で思った。
たとえば、食べることが好きなら自分でメニューを開発したり、お店よりも美味しいものを自分でつくってみればいい。
服が好きなら、自分でデザインしたり、縫製してみればいい。
難しくきこえるが、やれることからはじめれば、けっしてやれないことはない。
そして、その先にはかならず自分の明日につながる発見があるだろう。