「自分探しの旅」に出て、

意味がなかった、とか、特に何も見つからなかった

そういう話を聞く。

私はというと、大学時代から一人旅を何回もしていて、その度に自分の興味の対象が新たに見つかる。

※わたしの人生に大きな影響を及ぼした旅の経験についてはまた別記事にてお話しようと思う。

まぁ言ってみれば自分探しの旅が、おそらく毎回成功しているわけだ。

ということで、

これから一人旅に出てみたいと考えている人に向けて、

あなたの大切な時間とお金と労力を無駄にしたいために、

今日は「自分探しの旅」で失敗しない方法についてお話していきたい。

まずはじめに言っておきたいのが、

何も考えずとりあえず旅に出る。

これだけはやめた方が良い。

じゃあ、何をすれば良いのか?

答えはひとつ。

旅の準備だ。

これは、荷物の準備とか、予約の話とかではなく、

「どこに行くか」

「なんのために行くか」

を明確にする準備である。

大事なのは、旅に出ること自体じゃなくて行き先と目的である。

癒されるところとか有名な温泉地とか、世界の人気の観光地とか適当に調べていけばいと思っている人。

これは大きな間違いである。

そんなこと言われてもどこに行けばいいのかわからない!旅の目的は自分探し!という人。

重要なのは、まずはその自分探しをある程度旅に出る前にやること。

すなわち、興味が向くものを探すことだ。

まず、どこでもいいんで写真でも本でも調べてちょっとでも心がささった場所に行くべきだ。

風景や場所があなたを呼ぶこともあるけど、それはあなたがアンテナを高くもっている場合。

感性が育ってないうちは、自分から歩みよるしかない。

そのために図書館や、本屋に行ってとにかく様々なものを見ることだ。

ネットと情報だと、かなり個人の考えの偏りがあったりするので、書籍の情報をおすすめしたい。

聖地巡礼をせよ

https://www.anohana.jp/tv/sp/index.html

自分の興味のあるジャンルが見つかったら、

ここからさらに具体的に旅の目的と行き先を絞っていく。

例えばファッションに興味がある人なら、ファッション雑誌をみて、好きなファッションがあったらその発祥の地を訪れるとか、

具体的な例を出すなら、

チェックのファッションが好きなひとがいたとしよう。

チェックの発祥地であるイギリスに行ってみるとか、もっと良いのは細かくチェック柄の生まれた街とか店とか、作家の家とか資料館そういうところを訪ねてみる。

そういうふうに、文化や流行の発祥の地、あるいは好きな芸能人やア-ティスト、スポーツ選手などがいればその人の故郷や縁のある場所を訪れる。

といった具合だ。

よくアニメなどで聖地巡礼とかいうが、それに、近い感覚だ。

まずは、自分の好きなものから、場所や目的につなげるのだ。

実際、わたしは、大学に入って一人旅を何回もしたけれど、そのときは、好きな画家の描いた風景の場所を訪ねたい、とか、写生旅行をしたい、とか、画集で気になっていたヨーロッパの美術館や建築を順番に巡るとか、そういう目的だった。

こんなマニアックな旅にだれかを同行させるのは忍びないという思いで、一人旅にした。

それは、自分を見つけたいとかじゃなくて、ただ単純に自分の興味を突き詰めたいという欲求だった。

準備は、きっかけに過ぎない

勘違いしてほしくないのが、

これは、別に必ずしも、調べたり行きたいと思ったところにいけばなにかが見つかるとか、感動的な出逢いがある、そういうことではない。

むしろ、目当ての場所に行ってあまり感動しなかった、とか、あまり期待せず何気なく通った場所に感動したりすることなんて普通にある。

それでも、最初にある程度見当をつけて準備をいくと、そこから広がって思いがけない出逢いに繋がったりする。

だから旅の準備をすること、すなわち

最初に自分の興味としっかり向きあうこと。

言ってみれば、旅に出る前に、ある程度自分探しをしておくのだ。

このように、自分の感覚と向き合ってから旅に出ると、旅先で新たな刺激を得てよりいっそう自分というものの感覚が研ぎ澄まされていく。

このようになってくると、自分の求めるものがある方向が、わかってくることがある。

自然と、そのような場所に導かれていくような力が働くのだ。

そうすると、自分が心から感動するものを見つけることができるようになる。

だから、最終的には、そのような自分の求めるもののある方向を直感するアンテナを高くして、常に自分探しの旅ができるような状態にしておくといいだろう。

そのうえで、場所と目的をできるだけ細かく、具体的に考えて旅にでる。

そうすれば、きっかけや、出逢いが必ずある。

それを手がかりにまた自分探しの旅に出る。その繰り返しだ。

そうすれば、少しずつ自分というものの正体が見えてくるのではないだろうか。

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