春宵のうた

《吭々と》

2022 ドローイング 

コンテ、岩絵具、水彩絵具

先夜、春一番が吹いた

醒めやらぬ心

満月の幻想

それはどこまでも艶やかなー。

__願わくば、花の下にて春死なむ

その如月の望月の頃ー

西行の句が、離れないのである。

吭々と、吭々と、消えぬ幻想。

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