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ちまたには、技法書や動画など、 絵を上手く描くコツを教えるコンテンツが溢れている。 上手く作品を仕上げるコツ。見やすい絵を描くコツ。うまい影の付け方、構図のとり方、、。 けれど、皆さんは絵を上手く描くその方法を知り、その先に何を目指すのだろうか? ただ、絵が上手く描けることへの満足が得たいなら。 上手いねとチヤホヤされ...
皆さんは、良い絵とはどのような作品をさすと思うだろうか。 私はずっと、 《完成度が高い絵》 だと思っていた。 迫力があり、見応えがあり、絵として完成度が高い。 けれど、ある人にわたしの絵を見せたとき、 努力賞 と言われた。 どこもかしこもみっちり描かれていて、見応えがある。 よく描けている。 でも、それだけだ。 それ以...
夏が近い。 入道雲と青い海と青い空。蒸し暑い蝉の鳴き声。 あぁ、今年も夏がやってきたな、と思うわけである。 他の季節は「やってきた」なんて言わないのである。 待ち遠しいような、それでいて虚しいような、 ジリジリとした光のなかで、ある種の夢を見ているような感覚の季節。 そんな夏の風物詩である、 青い海と青い空。 人々は無...
挑戦しつづける力 本展覧会は、71歳から105歳までの現役で創作活動を続ける女性アーティストの展示である。 表題にある、挑戦しつづける力ー。 この「つづける」というところが本展のポイントだ。 この展覧会では、まず普段あまり自分が男と女ということを意識しないが、やはり性差を意識するのだ。 ジェンダーフリーが叫ばれる現代に...
皆さんは昔の浮世絵※などでこういう絵を見ないだろうか。 《ポッピンを吹く女》喜多川歌麿 https://g.co/kgs/iVGBoK ※江戸時代に盛んに描かれた風俗画で、遊女や芝居などを題材にしたもの。 着物を着て簪をさし、細い眼に、つながりそうな眉に、ちょんとしたおちょぼ口、扁平の頭に下膨れの、のっぺりとした、輪郭...
色を自在に操った画家 みなさん、この絵画の作者をご存知だろうか。 20世紀の、ピカソと並ぶ巨匠ーー色彩の魔術師と呼ばれた男ー。 【アンリ・マティス】である。 かのピカソがその才能に嫉妬していたというほどの絵画の天才である。 本日はそんなマティスの凄さに迫りたい。 窓1916年アンリ・マティス 描かれるのは、室内の窓、テ...
絵とは何か 私は、「絵を描く」という言い方があまり好きではない。 実を言うと、自分が絵描きだと名乗ることにも違和感があるのだ。 なにを言ってるのだと思われるかもしれないが、私は、自分が「絵」を描いているわけでなないと信じている 絵とは、結局は平面の手細工である。どこまでいってもそれは現実の体験にはかなわない。絵は、どこ...
まずはこの画像を見てほしい。 皆さん、この彫刻を一度は目にしたことがあるのではないだろうか。 あるいは、この絵画。 そう、本日の主役はこの傑作たちを生み出した芸術家、ミケランジェロ・ブオナローティである。 彫刻表現において右に出るものなし ミケランジェロ・ブオナローティ。ルネサンスの巨匠ー。レオナルド・ダ・ヴィンチと同...
プロフィール
風景に溶ける画家。
自然の絵の具である岩絵具を用いて、自然、文化、歴史との一瞬の出逢いを五感で味わえる絵を描いています。
また、対話を通して貴方の心の風景を描き出す受注制作も承っております。
イメージを共有し、貴方の心の故郷を探す旅のお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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このサイトについて
忘れられない風景。
どこか懐かしい風景。
一瞬で消えてしまう風景。
確かに存在していた、風景の美しい一瞬を後世に遺したいー。
そんな想い
みなさんの心のなかに灯り続ける風景と生き方をお届けします
岩絵の具の研究、美術鑑賞、旅の中で得た発見、生き方を綴ります。