万葉故地 高滝 "the native land of Manyo ,Takataki" (sketch) ・・高滝という場所に出た 昔見し象の小川をいまみれば いよよ清(さや)けく なりにけるかも 吉野中千本から水分神社までの登り道は、登山客も多いが、そこから高滝、宮滝に続く山路を行く人はついぞ見ず。 ここは、万葉...
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私が、ミケル・バルセロという画家に興味を持ったのは、 画面上でこの作品を見たときからである。 雉のいるテーブル この絵の禍々しさを一目みて、このスペインの画家に強烈な興味を持った。 なぜなら私がかねてから感じていた、 中世から近世まで連綿と続く、スペインの暗い歴史ー。 グレコ、ゴヤ、ピカソ、ミロ、ダリらの奇想...
苦悩する魂 最近、制作をしていて、思うのは、ひとつの絵を生み出すことの苦悩についてである。 例えば今描いている作品。、 はじめは、このような絵だった。 それが、こうなり、 現在はこうなっている。 まだ途中だが、最初から随分と変わった。 変わるたびに、これで良いではないかと思うのに、一晩たつと、気に入らず、筆をいれる。 ...
冬の旅 先日、東京に久しぶりに粉雪が積もった。 美しい雪景色に心奪われるのを感じながら、私は冬の旅を思った。 そう、京都、青森、 私は幾度も夏に訪れたが、その度に、この山々が雪に覆われ、その木々の枝が黒と白のコントラストに映えるさまを想像し、焦がれていたのを思い出したからだ。 夏に比べて体力的にも自然条件としても厳しく...
前回の記事で、言葉にできないものの美しさについて語った。 私は、しばしば、絵に添えて、詩や歌を詠むこともある。それは、絵単体、ことば単体より、絵とことばで、より、その世界に深い響きをあたえる場合があるからだ。 例えば、この作品を見ていただきたい。 つぎに、絵と文を交互にみて頂きたい。 —-雨響—- ——あめつちの境目を...
急に冷え込みが増してきた秋冷の時分ー。 このたび、長野に続き、奈良市美術館で開催される 《美術評論とともにみる美術展観る・読む・感じる》 (株式会社アートクロス様主催) にて、近作 《瞬光》F30 号をを発表する。 この作品は、光栄なことに、本展示における【令和日本藝術大賞 日本画部門】を受賞した。 直前まで、筆を入れ...
暑さも和らぎ、爽やかな風が吹くようになってきた。秋の深まる兆しを見せる今日この頃ー。 【萱アートコンペ】に、去年に引き続き今年も出品中である。・・作品は 《The primitive origin(原初的起源)》 F6漆喰に岩絵具・・ 本作品は、古代の洞窟壁画から着想を得て制作したものだ。 風光明媚な千曲川、坂井銘醸...
先月、個展を終え、続け様にグループ展があり、 季節の変わり目で体調も崩したりと、ずっと心身がバタバタと休まらなかったが、 ようやく、落ち着いて今回の初の個展について、お話しようと思う。 今回の個展の反省として、 展示内容や構成に関しては、かなりの手応えを感じることができた。 一方で、 今回、私が1番に感じたのは、 画家...
厳しい残暑の戻る初秋の頃ー。 先日の個展の興奮が醒めやらぬ間に、次の展示が間近に迫ってきた。 9月の三連休(9月18日〜20日)にて、 吉祥寺のギャラリー永谷にて、グループ展に参加する。 去年から縁あって招待いただいている、百花展ー。 キルト、手芸、フラワーデザイン、油絵、水彩、アニメ原画など多岐に渡る展示内容となって...
プロフィール
風景に溶ける画家。
自然の絵の具である岩絵具を用いて、自然、文化、歴史との一瞬の出逢いを五感で味わえる絵を描いています。
また、対話を通して貴方の心の風景を描き出す受注制作も承っております。
イメージを共有し、貴方の心の故郷を探す旅のお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
自然の絵の具である岩絵具を用いて、自然、文化、歴史との一瞬の出逢いを五感で味わえる絵を描いています。
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このサイトについて
忘れられない風景。
どこか懐かしい風景。
一瞬で消えてしまう風景。
確かに存在していた、風景の美しい一瞬を後世に遺したいー。
そんな想い
みなさんの心のなかに灯り続ける風景と生き方をお届けします
岩絵の具の研究、美術鑑賞、旅の中で得た発見、生き方を綴ります。