ルーティン制作は何も産まない わたしは、絵描きとして活動を始める前も、あとも、土地の風景を描きにいくスケッチ旅行を基本としてきた。 その土地を踏みしめ、空気を吸い、文化や歴史の風を感じ、出逢った風景を絵にしてきた。 それは、いつしか、 自分のなかでひとつの仕事のルーティンのようになっていた。 とにかく、旅に出て描きたい...
アートの旅
アートの旅の記事一覧
県境に広く跨る十和田湖から、奥入瀬までの距離は、出発点が、秋田県側と青森県側とて随分と違う。 私は、秋田側の休屋に滞在していたため 奥入瀬の入口まで、宿から10km離れており、車でもかなりの距離。そこから川は12km続く。 車のなかった私は、少しでも早く辿り着きたいと、慣れない原付を、飛ばして走った。 原付を走らせ、渓...
天気が安定しない日々が続きますが、皆様いかがお過ごしだろうか。 5月27日(金)から合同会社日本文藝主催の「創想展」に参加させていただく。 今回展示するのは、妖しげな小作品 《橙の月》ー。 来場された方に気に入った作品の感想を書いて頂く、ちょっとした参加型の展示となっている。 先行して公開されているInstagramア...
皆さんは、普段沢山の風景を目にしていることと思います。 けれど、その殆どが目にしているだけで、見て、感動する風景というのはそう多くないはずです。 そのなかで、 故郷の風景を懐かしむこと。 訪れたい憧れの場所を想うこと。 あるいは、いつか、ふと見た時の風景が忘れられないことー。 そんな体験はありませんか? 自分だけの体験...
https://www.g-station.co.jp/blank-25より 新緑が瑞々しい光を放つ季節になった今日この頃🍃 この度ご縁を頂き、5月9日〜15日まで、直木賞作家、志茂田景樹先生による第7回KSアーティストクラブ展に参加させていただく運びとなった。 私はフレンズ枠ということで、 銀座幸伸ギ...
万葉故地 高滝 "the native land of Manyo ,Takataki" (sketch) ・・高滝という場所に出た 昔見し象の小川をいまみれば いよよ清(さや)けく なりにけるかも 吉野中千本から水分神社までの登り道は、登山客も多いが、そこから高滝、宮滝に続く山路を行く人はついぞ見ず。 ここは、万葉...
私が、ミケル・バルセロという画家に興味を持ったのは、 画面上でこの作品を見たときからである。 雉のいるテーブル この絵の禍々しさを一目みて、このスペインの画家に強烈な興味を持った。 なぜなら私がかねてから感じていた、 中世から近世まで連綿と続く、スペインの暗い歴史ー。 グレコ、ゴヤ、ピカソ、ミロ、ダリらの奇想...
苦悩する魂 最近、制作をしていて、思うのは、ひとつの絵を生み出すことの苦悩についてである。 例えば今描いている作品。、 はじめは、このような絵だった。 それが、こうなり、 現在はこうなっている。 まだ途中だが、最初から随分と変わった。 変わるたびに、これで良いではないかと思うのに、一晩たつと、気に入らず、筆をいれる。 ...
冬の旅 先日、東京に久しぶりに粉雪が積もった。 美しい雪景色に心奪われるのを感じながら、私は冬の旅を思った。 そう、京都、青森、 私は幾度も夏に訪れたが、その度に、この山々が雪に覆われ、その木々の枝が黒と白のコントラストに映えるさまを想像し、焦がれていたのを思い出したからだ。 夏に比べて体力的にも自然条件としても厳しく...
プロフィール
風景に溶ける画家。
自然の絵の具である岩絵具を用いて、自然、文化、歴史との一瞬の出逢いを五感で味わえる絵を描いています。
また、対話を通して貴方の心の風景を描き出す受注制作も承っております。
イメージを共有し、貴方の心の故郷を探す旅のお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
自然の絵の具である岩絵具を用いて、自然、文化、歴史との一瞬の出逢いを五感で味わえる絵を描いています。
また、対話を通して貴方の心の風景を描き出す受注制作も承っております。
イメージを共有し、貴方の心の故郷を探す旅のお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
このサイトについて
忘れられない風景。
どこか懐かしい風景。
一瞬で消えてしまう風景。
確かに存在していた、風景の美しい一瞬を後世に遺したいー。
そんな想い
みなさんの心のなかに灯り続ける風景と生き方をお届けします
岩絵の具の研究、美術鑑賞、旅の中で得た発見、生き方を綴ります。